2022年6月に日産で発売されたBEV(バッテリー式電気自動車)「サクラ」は、2009年6月に三菱から発売された世界初の量産EV「i-Miev」に続く乗用軽EVの車です！

発表後３週間で1万1000台越えの受注数となり、2021年の日本国内のBEV販売台数が輸入車、普通車含めて2万台ほどだったことを考えると、爆発的と言っても過言ではないくらい人気となっています！

まだまだEV車を乗っている人は少ないという現実ですが、実際に購入を考えたときに
車の金額だけではなく、航続距離や燃費の問題、さらに導入時の一般家庭での充電方法など、購入をためらう要素がいっぱいあるのも事実。

そこで今回は、寒冷地でのサクラの後続可能距離や燃費、家庭にサクラを充電可能な設備を入れた際の金額など、サクラを購入しても大丈夫なのか？
そんな疑問に忖度なく回答して行こうと思います‼︎

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日産サクラ紹介Shorts動画

サクラの航続距離‼エアコンつけても長距離走れる？

サクラのカタログ上の1回充電航続可能距離はWLTCで180kmで、より実測値に近いとされるEPA換算だと144kmとカタログ上でもそこまで多くありません。
○諏訪市〜山梨市は約85km
○諏訪市〜草津市は約130km
○諏訪市〜中津川市約130km
○諏訪市〜相模原市相模湖約140km
○諏訪市〜静岡市は約150km
○諏訪市〜名古屋市約200km
カタログ上の距離であれば東京方面だと相模湖付近、群馬の方であれば草津市、南は岐阜の中津川くらいは1回の充電で走行が可能ですが、
充電スポットを探すことを考えると大体100kmくらいで充電することがオススメです。

ただこれはカタログ上です。実際どのくらい走るのか、またエアコンの使用時、特に寒い長野だと暖房は必ず使用します。暖房使用状態でどのくらい走るのか調べてみたいと思います。

まずはエアコン使用じの航続距離を調査したところ、21度の設定で高速や一般道を利用して50kmほど走行した所、バッテリー残量は55〜60％くらいだったのでエアコンよ使用しても100kmはなんとか走行できそうだった。

次に暖房使用時、長野でも寒い時は-10度に達したりします。しっかり暖房をつけてさらにシートヒーター、ステアリングヒーター使用で走行すると、50km走行してバッテリー残量はおよそ40％だったのでおおよそ80kmくらいは1回の充電で走るかなと思いますが、いざという時のために60kmくらい走ったら充電スポットを探すと考えた方がいいかと思います。

そう考えると、諏訪市から松本市まで約45km、夏のエアコン使用時はなんとか1回の充電で往復できそうですが、真冬のしっかり暖房をつけた状態での往復は少し厳しいかもという結果が出ました。
シートヒーター、ステアリングヒーターを使わなかったり、暖房の設定温度を低く設定したりすればなんとか往復可能かもしれませんが、途中で充電が切れることを考えるとかなり怖いです。

次に、燃費についてガソリンを使用しない電気だけで走る車、実際どれくらいのコストがかかるのか調べてみました。調べてみるとわかったのが、「ややこしい」ということです。
ガソリン車の場合は、日々変動はするもののレギュラーでも1リットル160円から170円くらい、ハイオクでも1リットル180円前後の価格でわかりやすいですが、
電気自動車の場合は充電ステーションを利用するための月々の契約量、さらに充電時間10分単位で加算されていく充電料金、通常充電と急速充電で金額が変わってくることなど、料金形態がとっても複雑であることがわかりました。

街中にあるEV充電スタンド！無料？有料？

ディーラーだけではなく、市役所やホテル、コンビニにまで設置されるようになったEV充電スタンドですが種類が色々あります！EV充電スタンドのメーカーや機種だけではなく、無料か有料か、急速か普通かなどさまざまです。無料のスタンドがあるってことは燃料代が無料なの？！と思ってしまいますが、昔と比べて無料スタンドの数も減ってきています。フル充電から走行距離を考えても無料の充電スポットだけで充電して燃料代をうかそうとするのは、現実的ではなく実際にやっている人もほぼいないのではないかと思います。

自宅以外でも充電する場合は「充電認証カード」の発行がおすすめ‼︎

まとめ

日産サクラいかがでしたか？
冬場でもそれなりに走ることができるEVがついに登場したという印象です‼︎
ただ難しいのが充電のために、家庭でも充電できるようにするのであれば、AC200V・3kW程度の普通充電コンセントを設置したいところですが、それにもお金がかかったり、
100Vのコンセントで充電するならそれ専用の充電ケーブルを購入する必要があります。
いずれも基本的に専門業者による電気工事＋設備が必要ですが、充電ケーブル用の屋外コンセントでは約10万円、6kW普通充電器は約30～35万円、V2Hは50～90万円ほどが目安になります。
オプションの追加より、家庭の充電設備の充実の方がおすすめです！
(家庭用充電設備の施工や料金について後日追加で記事を作ります！お楽しみに‼︎)

ただ、最近のガソリン価格の値上がりなど考慮するとカタログ値でリッター30km〜50km走るそうなので燃費的にはガソリン車よりいいかなという印象を受けました。
またZESP3への加入や他の充電設備利用契約を選ぶことで、家庭充電と併用して燃費を抑えることも可能です！

この機会にEVへの乗り換えを検討しているお客様、スズキアリーナ中央店にぜひお越しください！！
スタッフ一同お待ちしております♪

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